バチ抜け

昔同級生の家にラッキーって言う犬がいたんです
このラッキー、常に鎖に繋がれ、毎日残飯を与えられていました
心なしか表情も寂しそうな感じがしていたのを覚えています
ある日、その同級生の家へ遊びに行った時のこと
畑から採ってきた大根が庭に置いてありました
そこへ猿が現れたのです
その猿は置いてあった大根をむしゃむしゃと美味しそうに食べ始めました
ラッキーの目の前でです
ラッキーは鎖に繋がれているのでどうすることもできません
猿は見せびらかすように大根を頬張り、ラッキーはその姿をとても羨ましそうに眺めていました
毎日与えられていた残飯にうんざりしていたのかもしれません
僕にもくれと言わんばかりの顔でした
猿は大根を食べ終えるとどこかへ行ってしまいました
ラッキーは食べ残った大根の残骸をひたすら眺めていました
この日、飼い主が庭で遊ばせようとたまたまラッキーの鎖を外したのです
するとラッキーは解放された喜びからか元気よく駆け出しました
まるで子供がはしゃぐように無邪気に走り回るラッキー
どこまでもどこまでも駆けていくラッキー
その後二度と飼い主の元へ帰ってくることはありませんでした
ラッキーよ お前も辛かったのだろう
リバーにて
キャストしながらふと切ないエピソードを思い出した夜でした
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